【今週の労務書】『科学的人事の実践と進化 人事DXを超えた経営戦略としての人材活用』

2023.02.11 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

人材データの活用解説

 人材のスキルや経験年数などのデータを活用する“科学的人事”を解説する本書。業界別や人事施策別にデータの活用方法の事例を紹介している。

 たとえば、小売・流通・サービス業の事例では、離職率の高さへの対策として、スマートフォンを利用した意識調査システムを導入している。業務終了時にスマートフォンで仕事に対する意欲やコミュニケーション頻度などの設問に答えてもらい、回答結果をリアルタイムに自動集計する。各社員の離職リスクを自動算出できるなど、多忙な業務のなかで活きるシステムと解説した。

 従業員数が多い企業向けの内容中心だが、普段気付けない社員の状態の把握や、能力の活かし方を考えるうえで参考になるだろう。

 (三室 克哉、鈴村 賢治、中居 隆著、東洋経済新報社刊、税込1870円、TEL:03-6386-1040)

Amazonで購入する 楽天ブックスで購入する

令和5年2月13日第3388号16面 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。