ミンチ機に腕を巻き込まれ切断 水産加工業者を送検 熊野労基署
2017.07.07
【送検記事】
三重・熊野労働基準監督署は、ミンチ機の安全対策を怠ったとして、水産加工業者と同社工場長を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で津地検熊野支部に書類送検した。平成28年10月、同社労働者が右腕の肘と手首の中間から先を切断する労働災害が発生している。
被災者はすり身を製造するため、原料である魚をミンチ機の投入口に手で入れる作業をしていた際に負傷した。同社は投入口に手や指が侵入しないよう安全板を設置したり、直接手で原料を押し込まないよう「押棒」を使わせるといった危険防止措置を一切講じていなかった疑い。
【平成29年6月16日送検】