労災申請から違法残業が発覚 運輸業者を書類送検 中野労基署
2017.07.03
【送検記事】
長野・中野労働基準監督署は、時間外・休日労働に関する労使協定(36協定)で定めた限度時間を超過して労働者に残業させたとして、運輸業者の長野支店と同支店支店長を労働基準法第32条(労働時間)違反の疑いで長野地検に書類送検した。
同社は平成26年7月、配車などを担当していた内勤の労働者1人に対し、36協定で定めた1日2時間の限度時間を上回る5時間の残業をさせていた。
同労基署は28年5月、同労働者の関係者から「精神障害を発症した」とする労災申請を受けて調査を開始している。29年2月には労災認定した。
【平成29年6月5日送検】