【安全衛生・お薦めの一冊】『「うつ」にならない習慣、抜け出す習慣』
2017.07.05
【書評】
ストレスと睡眠の関係に気付く
『「うつ」にならない習慣、抜け出す習慣』は、睡眠、食事、物事の考え方など主としてセルフケアの観点から参考になる。行動科学マネジメントに基づくストレスへの対処法を示している。
例えば睡眠。著者はストレスがたまると高い確率で睡眠障害が起こるという。そこでプラスの要素を意識して睡眠日誌を書くことを勧める。傾向が把握できれば睡眠の質も自ずと上向くとした。遅くとも午前1時までにはベッドに入る、入眠前は静かに深呼吸する、イヤなことは極力考えないなどと助言。生活習慣を見直すことでストレスとうまく付き合えるとしている。
(小野一之ほか、すばる舎刊、224ページ、1400円+税)
平成29年7月1日第2285号 掲載