違反率は6割強 墜落防止措置の違反めだつ 鹿児島労働局・令和4年末 建設業一斉監督結果
2023.05.05
【監督指導動向】
鹿児島労働局は、令和4年年末に実施した建設現場に対する一斉監督結果を公表した。80現場に実施したもので、49現場で労働安全衛生法令違反が発覚している。違反率は61.3%で前年結果と比べて11.8ポイント高かった。
違反が多かった項目は、「足場・作業床の墜落防止措置に関する違反」54件、「元請の現場の統括安全衛生管理に関する違反」20件など。具体的な違反事由では、「高さ2メートル以上の物品揚卸口の端に墜落防止の囲い・手すりなどを設けていなかった」、「足場の架設通路(昇降階段)の手すりに中さんを設けていなかった」、「金属を裁断する際に、有効な呼吸用保護具(防塵マスク)を使用させていなかった」などがあった。