【安全衛生・お薦めの一冊】『職場が変わる 働きやすくする参加型改善』

2023.07.26 【書評】
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好事例を改善の手掛かりに

 今から約38年前に東南アジアの中小製造業から出発した「参加型職場改善」。本書では、ILO職員として改善手法の開発に携わった著者が、その歴史とともに、活動の進め方を解説している。

 ポジティブ視点で周りの好事例に学ぶことをテーマに掲げ、まずは同じ地域や同じ種類の職場で行われている職場のグッドプラクティスを収集する。写真やイラストを使った「すぐできる改善ポイント集」を含んだ「アクションチェックリスト」を作成し、リストを使って現場巡視とグループ討議を通じた改善を施していく。業種共通の視点として、「物の運搬方法」「過度の作業負荷」「機器の安全」「作業環境」「福利設備」「作業編成」の6つを挙げ、リスクと改善の着眼点を示した。

 時間的・金銭的に余裕のない中小企業でも実践できるよう低コストでの改善に重点を置いている点が特徴で、小さな変化でも、全員参加型で自主的に対応する職場の雰囲気が醸成されるとしている。

(小木 和孝・川上剛 著、現代書館 刊、TEL:03-3221-1321、四六判、196ページ、税込2200円)

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2023年8月1日第2431号 掲載
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