清掃作業中に死亡労災 落下物対策怠ったメンテナンス業者を書類送検 相馬労基署
2023.07.26
【送検記事】
福島・相馬労働基準監督署は、落下物に関する危険防止措置を怠ったとして、保守メンテナンスおよび運転業の東北発電工業㈱(宮城県仙台市)と同社課長を労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで福島地検に書類送検した。関係請負人の労働者が死亡する労働災害が発生している。
労災は、令和2年9月に相馬市内の火力発電所で発生した。被災した労働者は建屋内で清掃作業をしていた際、落ちてきた石膏スケール(排ガスの中の硫黄を吸収液と反応させて取り除く過程で生成される不純物)が頭部に当たっている。
同社は、防網を設け、立入区域を設定するなどの危険防止措置を怠っていた疑い。
【令和5年6月19日送検】