経営者がその指揮のもとにある従業員の総合能率を長期にわたって高く維持し、あるいは上昇させる方策をいいます。
採用、配置、昇進、昇格など個々の従業員の処遇に関することのほか、賃金、労働時間、安全衛生、福利厚生など作業場の内外における諸条件を改善することや教育訓練により従業員自身の作業についての知識と技能を高めることなどを含みます。
労務管理は本来、従業員の労働環境を合理化し、従業員の労働意欲を糟進し、よい労働関係を確立することによって企業の発展に資することを目的とするものであって、労働強化のみによる生産の増加方策とは相異なるものです。