非定常作業中の安全対策講じず ロープウェイ業者を書類送検 函館労基署
2017.07.20
【送検記事】
北海道・函館労働基準監督署は、清掃作業を行っている労働者以外がロープウェイを運転しないよう起動装置に鍵をかけるなどの安全対策を講じなかったとして、ロープウェイ業者と同社索道部長を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で函館地検に書類送検した。平成28年12月、同社労働者が死亡する労働災害が発生している。
同社は客から「油が落ちてきている」とクレームを受けたため、被災者にロープウェイのロープを受ける滑車を清掃する非定常作業を行せていた。被災者は作業中に、ロープウェイの搬器に挟まれている。
【平成29年6月21日送検】