申告事項の7割が「賃金不払い」 北海道労働局 令和4年・申告事案の処理状況
2023.08.11
【監督指導動向】
北海道労働局は、令和4年の申告事案に対する処理状況を公表した。申告件数は前年から179件増加し、1461件に上っている。
申告事項の内訳は7割が賃金不払い、2割が解雇となっている。
業種別では、商業239件(前年比51件増)が最も多かった。以下、保健衛生業218件(12件増)、建設業213件(9件増)、接客娯楽業195件(34件増)と続く。
併せて、監督指導事例も公表している。たとえば休憩時間の不取得が発生していた保健衛生業に対しては、労働基準法第34条違反の是正勧告を実施した。是正勧告を受けた会社はその後、交代制で労働者が休憩時間を確保できるよう対応したとしている。