医療法人が労災報告せず 清掃作業中の骨折で 喜多方労基署・送検
2023.08.30
【送検記事】
福島・喜多方労働基準監督署は、労働者死傷病報告を遅滞なく提出しなかったとして、医療法人昨雲会(福島県喜多方市)と同法人事務員を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の疑いで福島地検会津若松支部に書類送検した。令和2年9月、労働者が転倒してケガを負い、4日以上休業する労働災害が発生している。
労災は、同法人が経営する喜多方市内の施設で発生したもの。被災した労働者は、下水側溝の清掃作業をしていた際に転倒し、左脛骨折などのケガを負っている。
同法人は、労災発生後、所轄の労基署長に対して遅滞なく労働者死傷病報告書を提出しなかった疑い。報告書については、4年11月17日になってから提出されたという。
【令和5年7月5日送検】