パトロール指摘事項をリストに 現場の自主点検促す 相模原労基署
2023.09.05
【監督指導動向】
神奈川・相模原労働基準監督署は、全国安全週間の準備期間である6月に工事現場の集中パトロールを実施し、指摘が多かった違反事項をまとめたチェックリストを公開した。パトロールの対象とならなかった工事現場へ活用を呼び掛け、現場の点検を促している。
リストでは、全14項目の点検事項のうち、パトロール時に違反がめだった墜落防止措置関連が6項目を占めている。「高さ2メートル以上の作業床端部に、手すりなどの墜落防止措置を講じている」、「高さ1.5メートルを超える箇所に、安全に昇降するための設備を設けている」などのチェックを求める。
同労基署の担当者は、「違反の内容はどこの現場でも共通するものが多い。パトロールで回れない現場は、リストを活用して自主的に現場の安全管理を見直してほしい」と話している。