4割超の現場で法違反発覚 建設現場への重点監督 島根労働局
2023.10.04
【監督指導動向】
島根労働局は、全国安全週間である今年7月1~7日に実施した建設工事現場に対する監督結果を取りまとめた。41現場に対して実施し、43.9%に当たる18現場で労働安全衛生法違反が発覚している。
工事種別の違反率は、土木工事が46.2%、建築工事が40.7%となっている。
主要な事項の違反率に関しては、最も高かったのが「足場についての措置」で34.7%だった。以下、「クレーン災害の防止」(12.2%)、「建設機械災害の防止」(8.2%)などと続く。
具体的な違反状況も公表している。足場関連では、「作業床について、床材間に大きな隙間が認められたことから是正勧告した」、「作業床上に不要な資材などが置かれ、通行時に躓いて点灯するなどの危険性があったことから是正勧告した」などのケースがあった。