「死傷病報告」の未提出 トンネル工事業者が今年2度目の書類送検 須崎労基署
2023.12.28
【送検記事】
高知・須崎労働基準監督署は、労働者死傷病報告を提出しなかったとして、成豊建設㈱(東京都渋谷区)と同社作業所長を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の疑いで高知地検に書類送検した。令和4年3月に発生した労働災害について、遅滞なく労働者死傷病報告を提出しなかった疑い。
労災は、四万十町のトンネル工事現場で発生した。労働者が転倒し、巻き込まれた別の労働者が右肋骨骨折で4日以上休業している。
同社は、死傷病報告を労災発生から約1年半後の5年8月23日まで提出していなかった。
同社については5年7月、長野・飯田労基署も労災かくしの疑いで書類送検している(=関連記事)。同年4月、リニア中央新幹線のトンネル工事において発生した労災について、遅滞なく報告書を提出していなかった。
【令和5年11月29日送検】