【安全衛生・お薦めの一冊】『現場のみんなで取り組む 外国人労働者の災害対策・安全教育』

2024.05.28 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

語尾明確に、文章区切る

 空前の労働力不足の時代を迎え、高年齢者や女性は当然のこと、外国人労働者の活用も不可欠になっている。本書は、外国人労働者の災害の特徴、災害事例、発生原因などを紹介し、その対策を解説したもの。外国人労働者とのコミュニケーションを円滑にする会話の心得、国が推奨する「やさしい日本語」の活用などを中心に紹介している。

 全労働者の平均に比べて外国人労働者の労災発生率が高く、事故の型別では「はさまれ・巻込まれ災害」「切れ・こすれ災害」が多いことを指摘。対策編では、会話を弾ませるために「伝えたい情報を整理し、可能な限り短い言葉にする」「ゆっくり話す」「会話の途中で、『わかりますか?』と質問する」などのポイントの実践を勧めた。一文を短くする例として、「安全教育を行いますので、この椅子に座ってください」の場合、「安全教育を行います。この椅子に座ってください」と語尾を明確にし、文章を区切るのが良いとしている。

(高木 元也 著、清文社 刊、TEL:03-4332-1375、B5判、32ページ、税込242円)

清文社オンラインストアで購入する

関連キーワード:
2024年6月1日第2451号 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。