【今週の労務書】『スタートアップのための法務・税務・労務パーフェクトガイド 知財戦略からIPO準備まで』

2024.05.25 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

上場までの留意点示す

 本書は、社会保険労務士や弁護士など7人の専門家が執筆したもの。新規事業の立上げからIPO(新規公開株式)までに必要となる労務管理のポイントを紹介している。

 IPO達成のためには、証券会社から社内体制に関する厳しい審査を受ける必要がある。労務管理体制で注意すべきポイントとして、管理監督者の該当性の有無を挙げた。管理監督者として認められるハードルは非常に高いと指摘。管理職を安易に管理監督者扱いした結果、後から管理監督者性を否定され、残業代をまとめて請求されるトラブルが頻発しているとした。

 審査で違法な状態と判断されないため、管理職には固定残業制度などを活用し、適正に賃金を支払うよう勧めている。

 (安藤 健一など 著、花乱社 刊、税込2860円、TEL:092-781-7550)

Amazonで購入する 楽天ブックスで購入する

令和6年5月27日第3450号16面 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。