【安全衛生・お薦めの一冊】『イラストで学ぶ高所作業の知識とべからず83事例 改訂第2版』

2024.06.26 【書評】
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リスクアセスに活用を

 高所作業の災害防止の決め手は、「落ちない状態の確保」。それができなければ「落ちてもすぐ阻止する設備」の講じることという。本書は、イラストを多用して分かりやすく高所作業の「してはならない事例」と「効果的な対策」を示したもの。今回の第2版では、管理監督者が求める教材・資料として活用できる図書になるよう全体を見直した。事例の冒頭にリスクレベルを記載するなどリスクアセスメントの必要性を強調した内容に改訂している。

 「高所作業の共通事項」「はしご・踏み台・作業台・脚立」「足場・水平親綱」「受水槽(タンク)・開口部・安全帯」の4章で構成。例えば可搬式作業台を使っての蛍光灯の交換作業では、「可搬式作業台の作業床を傾斜状態に設置するべからず」としており、「作業床を水平に設置」「ほこりが目に入るためにゴーグルを着用」など正しい使い方を指摘している。

 高所作業の予防へ知力を養うためには、うってつけの一冊だ。

(中野 洋一 著、労働新聞社 刊、TEL:03-3956-3151、A5判、182ページ、税込1980円)

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2024年7月1日第2453号 掲載
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