令和5年度「過労死等の労災補償状況」(厚労省)
2024.06.28
【労働行政最新情報】
厚生労働省は、令和5年度の「過労死等の労災補償状況」を取りまとめ、令和6年6月28日に公表した。
ポイントは以下の通り。
・過労死等に関する請求件数 4,598件(前年度比1,112件の増加)
・支給決定件数 1,097件(前年度比193件の増加)
うち死亡・自殺(未遂を含む)件数 135件(前年度比14件の増加)
1 脳・心臓疾患に関する事案の労災補償状況
・請求件数は1,023件で、前年度比220件の増加。うち死亡件数は前年度比29件増の247件。
・支給決定件数は214件で前年度比20件の増加。うち死亡件数は前年度比2件増の56件。
2 精神障害に関する事案の労災補償状況
・請求件数は3,575件で前年度比892件の増加。うち未遂を含む自殺の件数は前年度比29件増の212件。
・支給決定件数は883件で前年度比173件の増加。うち未遂を含む自殺の件数は前年度比12件増の79件。
3 裁量労働制対象者に関する労災補償状況
令和5年度の裁量労働制対象者に関する脳・心臓疾患の支給決定件数は3件で、専門業務型裁量労働制対象者が2件、企画業務型裁量労働制対象者が1件であった。また、精神障害の支給決定件数は6件で、いずれも専門業務型裁量労働制対象者であった。
■複数業務要因災害に関する脳・心臓疾患の決定件数は18件(うち支給決定件数5件)で、精神障害の決定件数は11件(うち支給決定件数4件)であった。
▼詳しくはこちらをご覧ください。
令和5年度「過労死等の労災補償状況」を公表します
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40975.html