笑顔で接し安心届ける/社会保険労務士事務所 オフィス藤井 代表 藤井 秀晃
うちの事務所には猫がいる。昨年秋の夕方、事務所の駐車場に3匹捨てられていた。事務所の回りにはカラス、キツネなどがいるので子猫にとっては危険な環境である。ほっとけないのでとりあえず保護した。そして1年半経った今でも事務所にいる。肩書はオフィス藤井猫所長である(名刺もある)。
猫はやはり癒しになる。来所するお客様もかわいがってくれる。用事もないが猫の顔を見にくる顧問先もいる。嬉しいやら困ったやらである。また、癒されると笑顔が増える。とても良いことである。
社労士をしていると多くの人と会う機会があり、やはり笑顔の素敵な方とは良い関係を築けていると思う。笑顔は人間の最強の武器だと私は思っている。乳幼児も笑顔には笑顔で反応する。認知症のお年寄りも記憶は失われていくが、感情は失われていないので笑顔には良い反応をしてくれることが多い。
笑顔を作ること、つまり笑うことは自分自身にも良い影響を与える。よく言われるのが免疫力アップである。NK細胞(ナチュラルキラー細胞)が活性化するからと言われている。また、血行が良くなる、筋肉が鍛えられる、ストレス発散になる、自律神経のバランスを整えるなど、たくさんの効能があるらしい。笑いヨガなるインド発祥のヨガもある。楽しいから、幸せだから笑うのではなく、笑うから楽しくなり、幸せになるというものである。少し体験したことがあるが、なかなか面白く、体験後は心地よい疲れが残り、爽やかな気分であった。
社労士の仕事は、最終的に顧問先の笑顔を増やす仕事だと思う。事業主、従業員また従業員の家族も含めてである。事業主は、大抵、困ったことがあると連絡してくる。労働基準監督署の調査が入った、従業員の解雇を考えている、ハラスメントをしている者がいる‥…。まずは一通り話を聞く。そして、笑顔を見せながら回答する。電話の場合は軽く笑い声を入れる。これが私のやり方である。
笑顔や笑い声には、どうしようもなく困っている相手を安心させる効果があると思っている。安心してもらってから、どのようにするか、対応を伝えると相手も心に余裕を持って聞いてくれる。
社労士は法律の仕事をしている難しいことを言う人、と思われたくない。労働関係法やグレーゾーンと呼ばれている事象も分かりやすく、そして笑顔を持って柔らかく接することで事業主に安心を届けることができる社労士になりたい。そのように心掛けながら日々の業務に向き合うようにしている。もちろん猫所長の力を借りながら。
社会保険労務士事務所 オフィス藤井 代表 藤井 秀晃【新潟】
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