「令和5年度個別労働紛争解決制度の施行状況」を公表―総合労働相談件数は4年連続で120万件超(厚労省)
2024.07.16
【労働行政最新情報】
厚生労働省は「令和5年度個別労働紛争解決制度の施行状況」を取りまとめ、公表した。
ポイントは以下の通り。
1 総合労働相談件数は高止まり。助言・指導の申出件数、あっせんの申請件数は前年度より増加。
・ 総合労働相談件数は121万400件で、4年連続で120万件を超え、高止まり
2 民事上の個別労働関係紛争における相談、あっせんの申請では「いじめ・嫌がらせ」の件数が引き続き最多。
・ 「いじめ・嫌がらせ」の相談件数は、60,113件(前年度比14.0%減)で12年連続最多
・ 「いじめ・嫌がらせ」のあっせんの申請は、800件(同7.6%減)で10年連続最多
3 民事上の個別労働関係紛争における相談、助言・指導の申出、あっせんの申請の全項目で、「労働条件の引下げ」の件数が前年度から増加。
・ 「労働条件の引下げ」の相談件数は、30,234件(前年度比6.9%増加)、助言・指導の申出は、1,020件(同26.7%増加し最多)、あっせんの申請は、380件(同20.6%増加)
▼詳しくはこちらをご覧ください。
「令和5年度個別労働紛争解決制度の施行状況」を公表します
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/newpage_00165.html