有所見率は55%で横ばい 血中脂質などが高止まり 愛知労働局 令和5年・健診状況
2024.07.21
【監督指導動向】
愛知労働局によると、令和5年に実施した定期健康診断における有所見率は前年と同水準の55.1%だった。項目別では、血中脂質、肝機能、血圧などで有所見率が高止まりしている。
有所見率とは、定期健診を受診した労働者のうち、異常の所見があった者の占める割合を指すもの。令和5年は55.1%で前年から0.1ポイント上昇した。平成29年までは5割前後で推移していたが、近年は55%前後に高まっている。
項目別に有所見率をみると、血中脂質28.1%、血圧16.1%、肝機能15.3%、血糖12.0%、心電図10.6%の順に高い。血中脂質はこの15年、毎年30%程度で推移している。肝機能も15%前後の水準が続いており、低下がみられない。