令和5年「雇用動向調査」の調査結果―入職率、離職率ともに上昇、入職超過率は拡大(厚労省)
厚生労働省は、令和6年8月27日、令和5年「雇用動向調査」の結果を取りまとめ、公表した。
「雇用動向調査」は、全国の主要産業の事業所における入職者数・離職者数、入職者・離職者の性・年齢階級、離職理由等の状況を明らかにすることを目的に、上半期と下半期の年2回実施されている。今回の結果は、この2回の調査結果を合算し年計として取りまとめたもの。
調査結果のポイントは以下の通り。
(1)入職率、離職率及び入職超過率
・入職率 16.4%(前年と比べて1.2ポイント上昇)
・離職率 15.4%(前年と比べて0.4ポイント上昇)
・入職超過率 1.0ポイント(入職超過)(前年と比べて0.8ポイント拡大)
(2)就業形態別入職率及び離職率
・一般労働者 入職率12.1% 離職率12.1%(前年と比べて入職率0.3ポイント上昇、離職率0.2ポイント上昇)
・パートタイム労働者 入職率27.5% 離職率23.8%(前年と比べて入職率3.3ポイント上昇、離職率0.7ポイント上昇)
(3)産業別入職率及び離職率
・一般労働者
サービス業(他に分類されないもの)入職率19.9% 離職率19.3%
宿泊業,飲食サービス業 入職率19.8% 離職率18.2%
・パートタイム労働者
生活関連サービス業,娯楽業 入職率49.2% 離職率36.9%
宿泊業,飲食サービス業 入職率40.5% 離職率31.9%
(4)転職入職者の賃金変動状況
・前職の賃金に比べて「増加」した割合37.2%(前年と比べて2.3ポイント上昇)
・「減少」した割合32.4%(前年と比べて1.5ポイント低下)
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令和5年 雇用動向調査結果の概要
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/24-2/index.html