【今週の労務書】『人的資本経営ストーリーのつくりかた 経営戦略と人材のつながりを可視化する』

2024.09.21 【書評】
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「総付加価値」を指標に

 日本生産性本部の人的資本経営の測定・開示ワーキンググループで座長を務めた著者が、人的資本経営に取り組む経営者や人事担当者に向けて、経営戦略と連動した人事戦略の立案方法、人的資本の指標の選び方について解説した。

 本書ではまず人的資本経営を「企業の存在価値」、「経営戦略」、「人的資本指標」などの8つの要素に分類。各要素間のつながりを把握できるテンプレートを用意した。実際にSCSK㈱など先進企業6社に記入してもらい、各社の取組みを分析。学ぶべき点をまとめた。たとえば今後取り入れるべき指標としては、「総付加価値(営業利益+賃金以外の給付を含む人件費)の推移」を挙げている。営業利益を確保するために人件費を削るという発想が通用しない点を評価した。

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(一守 靖 著、中央経済社 刊、税込2530円、TEL:03-3293-3381)

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令和6年9月23日第3466号16面 掲載
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