【安全衛生・お薦めの一冊】『マンガ 若手安全衛生マン奮闘記 レイくん!ご安全に 第2巻』
2024.09.26
【書評】
現場の話通し基礎学ぶ
本誌好評連載中、「レイくん!ご安全に」の第2巻が書籍になった。本書は2021年1月1日2369号~2021年12月15日2392号に掲載した24回分をまとめている。いまさら説明は不要だが、建設会社の安全部に所属するレイくんこと令葉叶生(れいばかなう)くんが、現場の仲間を巻き込みながら、安全衛生活動に取り組んでいくストーリー。
第2巻では、「一酸化炭素中毒」「見える化」「熱中症」「感電災害」「安全週間」「蜂刺され」「腰痛予防」「転倒災害」などをテーマに挙げている。例えば「見える化」の話では、工事現場の段差にレイくんがつまずいて転びそうになったので、カラーコーンや蛍光色のスプレーでラインを引き見える化を図った。現場の皆は改善ができたと思ったが、レイくんは注意喚起の表示の数が足りないと提案。皆から、多すぎで逆に分かりづらいと「ダメだし」されるというオチだ。
マンガで安全衛生の基礎が学べるので、新規入場者などにお薦め。
(原案:高野 健一、作画:松沢 秀和、労働新聞社 刊、TEL:03-5926-6888、B5判/52ページ、税込550円)
2024年10月1日第2459号 掲載