【今週の労務書】『やさしくわかる 職場のハラスメント対策』

2024.10.05 【書評】
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被害者への連絡丁寧に

 本書は「やさしくわかる」と題するとおり、分かりやすさに重点を置く。ハラスメントの基本知識から対応方法まで、1項目当たり見開き2ページで読みやすく紹介した。

 筆者は特定社会保険労務士で、東京労働局紛争調整委員会のあっせん委員も務めている。ハラスメントが実際に紛争に発展した事案を経験した立場から、企業に知っておいてほしい知識を解説している。

 たとえば、被害者への対応方法の項目では、丁寧なフィードバックの必要性を訴えた。東京労働局に多く寄せられているパワハラの事案は、「行為者とされる者の発言に関する調査」だという。企業としては、フィードバックの日程を知らせるなど小まめな連絡も重要だとしている。

(濱田 京子 著、アニモ出版 刊、税込1980円、TEL:03-5206-8505)

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令和6年10月7日第3467号16面 掲載
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