【今週の労務書】『発達障害グレーゾーンの部下たち』

2024.12.07 【書評】
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異動で症状が顕在化も

 発達障害グレーゾーンとは、発達障害の傾向がありながらも、その診断がつかない場合を指す。上司が部下に対して抱える典型的な悩みとして、毎回、締切りに少しだけ遅れる、同じことを何度もミスするためメモをするように指示したところ、「どこにメモをしたか忘れた」と言う――などを挙げている。

 部署異動など、本人にとっての環境変化によって症状が顕在化する場合もあるとして注意を促す。企画職から役員秘書への異動によって、障害特性の1つである「不注意」が表面化した事例などを紹介している。

 グレーゾーンが疑われる場合、取るべき対応は6つあるとした。1つは明確なコミュニケーションで、図表などを用いながら具体的に指示を出すことを提案する。

(舟木 彩乃 著、SBクリエイティブ 刊、税込1045円、TEL:03-5549-1100)

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令和6年12月9日第3476号16面 掲載
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