【今週の労務書】『多様化する人材と雇用に対応する ジェンダーフリーの労務管理』

2024.12.21 【書評】
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採用募集から解雇まで

 本書は、LGBTQなどの性的少数者に留まらず、女性やZ世代、高齢者など、広くマイノリティを雇用する際の労務管理の実務を解説している。人事担当者や管理職が実務に際して参照することを想定しており、募集・採用や配置転換、解雇など、それぞれの段階で必要な措置や留意点を確認できる章立てになっている。

 懲戒・解雇に関する章では、ハラスメント加害者への対応のほか、マイノリティ当事者を解雇する場合の留意点に触れている。とくに協調性不足による解雇は問題になりやすく、服務規律の範囲内での異性装を、同僚や取引先に協調性不足と認識されるケースなどが考えられる。ジェンダー規範と協調性は本来関係のないものであることを踏まえて対応するよう勧めている。

(小岩 広宣 著、日本実業出版社 刊、税込2750円、TEL:03-3268-5161)

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令和6年12月23日第3478号16面 掲載
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