【今週の労務書】『訴訟リスクを回避する “3大労使トラブル”円満解決の実践的手法』

2025.02.08 【書評】
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過大請求には全面反論

 ハラスメント、復職トラブル、未払い残業代請求の3つのトラブルについて、1章ずつ取り上げている。使用者側弁護士の執筆陣が、訴訟に発展させず、合意による解決をめざすための「話合いの進め方」を解説する。各章でトラブル例を設定しており、イメージを掴みやすい。

 たとえば残業代請求の章では、「管理監督者として扱っていた役職者が弁護士をつけて残業代を請求してきたケース」を挙げた。労働者側からの請求額が、訴訟になれば支払いを命じられるであろう額に照らして過大な場合には、全面的に反論し、期待値を下げることを勧めた。

 反論後、円滑に交渉を進めるために書面に盛り込むべき文章例や、誤った対応方法も紹介しており、問題に直面した際に応用しやすい。

(西川 暢春、井田 瑞輝、木澤 愛子 共著、日本法令 刊、税込2750円、TEL:03-6858-6967)

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令和7年2月10日第3484号16面 掲載
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