人々の幸せと企業発展へ/ゆうあい社労士事務所 代表 中森 理恵
2023年8月に独立開業しちょうど1年半になる。開業当初は不安もあったが、おかげさまで1年で顧問先は30社を数え、月商は100万円超えを達成することができた。先輩社労士の方々によれば、初めからこれほど順調にいくケースはまれだそうだ。
そこで、まだ未熟者の私だが、結果につながったと思うことを振り返りたい。
1つは、自分の使命を持つこと。何のために社労士の仕事をするのかという目的を明確に持つことである。
私が社労士を志したのは、まず、専門職に就くことで娘2人を養うため。そして、従業員も経営者も幸せに働ける職場づくりのお手伝いをして、多くの企業の存続・発展に貢献するためである。
私が在職していた会社の多くでは、従業員は会社や上司の愚痴を言い合い、上司は経営層と従業員の板挟み。経営層はほとんど会社に姿をみせない。そんな状況だった。私の退職後に倒産、事業譲渡となった会社もある。
勤務社労士としても、多くの企業の労使紛争をみてきた。私が達した考えは、従業員が幸せでないと、企業は成長しないということだ。どんなに経営者が立派で熱い想いを持っていても、従業員の協力がなければ何もなし得ない。
そして開業後、「人々の幸せと企業の存続・発展に貢献します」という経営理念を作った。この理念を基に事務所は事業活動を行っている。
もう1つ大事にしてきたことは、先行投資を惜しまないことである。
私は、まずは周りや社会全体が良くなるよう、先に自分から人を応援し、お金を使うようにしてきた。
たとえば、ちょっと頑張ったら自分でできそうなことでも、あえて周りの専門業者に依頼して、仕事やお金を回すように意識している。また、お客様にいつでも相談に来てもらえるよう、自宅で開業せず、大阪市内の駅から徒歩1分の事務所を借りた。
あとは、未熟ながらも自分ができることを一生懸命やってきた。その想いに共感してくれた方が多く、ホームページ経由や紹介での依頼が増えた。とくに営業活動をすることなく、今では約50社の顧問先から業務を任せていただいている。
1人で始めた事務所だが、スタッフも徐々に増えてきており、昨年末には事務所を拡大移転し、今年2月に3人目のスタッフを迎えることができた。スタッフと理念や想いを共有し、事務所一丸となって、お客様のより良い職場づくりに貢献していきたい。
ゆうあい社労士事務所 代表 中森 理恵【大阪】
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