【今週の労務書】『賃金決定の新構想 今後の賃金管理はこう変わる』

2013.06.24 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

デフレ下の考え方示す

Amazonにリンクします

 大幅な成長が期待しにくい経営環境の下、社員のやる気を引き出し高めていくのが経営手腕のみせどころ。今こそ人事改革が避けられないゆえんであり、とりわけ「賃金」というインセンティブ効果の高いツールの見直しが求められている。

 アベノミクスで解消されたとは言い難いデフレ基調下の賃金決定法を解説したのが本書で、春闘時期に叫ばれる「定昇廃止」論議の誤解を解きながら、既定路線とみる職能給と役割給中心の基本給設計の考え方を分かりやすく説いていく。

 65歳定年を視野に入れた人件費管理にもあえて章立てして言及しており、賃金以上に「要員管理」がその際には重要になるとも。企業の賃金担当者だけでなく、労組役員にも一読を薦めたい内容。

(竹内裕著、中央経済社刊、TEL:03-3293-3371、本体2600円+税)

関連キーワード:
平成25年6月24日第2926号16面 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。