80歳まで助言続ける/社会保険労務士法人マス労務コンサルティング 代表社員 増山 育男

2025.03.30 【社労士プラザ】
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社会保険労務士法人マス労務コンサルティング 代表社員 増山 育男 氏

 開業から40年が近付いてきた。現在はJR川崎駅の真正面で事務所を構えている。当然家賃も高く、経費として大きいわけだが、広告宣伝のための必要経費として捉えている。

 これまで、神奈川県社労士会、川崎南支部、全国社労士会連合会の役員を経験し、今はそれらの役は卒業しているが、川崎商工会議所の議員だけは続けている。他業種の代表者の方との情報交換は楽しく、ビジネスのヒントを得ることもある。

 社労士の現状をみると、1人で事務所を運営するケースが半分を占めている。今後事務所を発展させていくためには次の7点が大切だと思っている。

 ① 自宅から賃貸オフィスへ移る。
 ② まずはパートを雇い、仕事の量に応じて正職員、社労士を雇用する。
 ③ 空いた時間で各団体(青年会議所、ロータリークラブ、ライオンズクラブ、会議所など)に所属し、その団体で活躍する。担当したことをしっかり処理して信用を得る。
 ④ 講師を依頼されたら断らない。しっかり準備して対応する。まさに釣り堀に竿を垂れている状態。
 ⑤ 情報サービスの進展を意識し、事務所に取り入れる。クラウド勤怠・給与・届出システム、生成AIの導入・活用など。 
 ⑥ 手続き業務が減少するなか、人事労務コンサルティングの商品を磨く。就業規則の先にある人事評価制度、社員教育、労務診断、労務監査などの対応。
 ⑦ 士業ネットワークの構築(税理士、司法書士、弁護士など)。会社の相互紹介を可能とする体制づくり。

 私は新しもの好きで、インターネットが普及し始めたころ、ホームページビルダーを購入して、事務所のホームページを作成した。社労士の法人化に当たっては神奈川県で1番目に届出を行い、電子申請もトップを切って社会保険の手続きを行った。当時、社会保険事務所の職員から電話で「混乱するので、まだ電子申請はやめて下さい」と言われたことが思い返される。

 あと1年で後期高齢者の仲間入りとなる。社労士をいつまで続けようかと考えると、来年には事務所代表を降りて、顧問として残り、80歳までは社労士を続けようかと思っている。ボケ防止のためにも必死に法改正の理解に努め、顧問先に適切なアドバイスができるレベルは維持したい。

 余暇は大好きなクルージングを大海原で楽しみながら、東京湾・伊豆七島を遊び場にして、元気に人生を謳歌するつもりである。

社会保険労務士法人マス労務コンサルティング 代表社員 増山 育男【神奈川】

【公式webサイトはこちら】
https://mas-office.jp/

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令和7年4月7日第3491号10面 掲載
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