【今週の労務書】『労働法制度ガイドブック』

2025.04.12 【書評】
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採用から退職まで網羅

 内閣官房働き方改革実現推進室で制度改革に携わった著者が、経営者や人事労務担当者、管理職を対象に、労働法制度の理解を促すため執筆したのが本書。1冊のうちに、採用から退職、労使紛争に至るまで、あらゆる情報を網羅している。基礎的な知識だけでなく、実務上の欠かせない知識を学ぶことができる。

 各項目の冒頭には説明内容のポイントを抽出しており、要点を押さえやすい。たとえば賃金体系の項目では、「配偶者手当については、配偶者の就労調整の要因になっているため配偶者の就労に中立的な制度とするよう見直しが求められている」など5点を挙げた。本文中では、配偶者手当を含めた家族手当の説明や、具体的な見直しの方法を解説している。

(岡崎 淳一 著、日本経済新聞出版 刊、税込3300円)

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令和7年4月21日第3493号16面 掲載
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