【今週の労務書】『「ブラック企業」なんて言わせない! 会社を守るための労働法の使い方』

2015.05.18 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

法令順守に加え対話も

Amazonにリンクします

 採用から解雇、退職後までの会社で起こり得るトラブルにQ&Aのかたちで解説しているのが本書。

 労使問題が発生するのは企業と社員間のコミュニケーション不足と企業の意図しない法令違反にあると筆者はいう。

 例えば、無断欠勤を繰り返している社員を懲戒解雇にしたいとき、就業規則に懲戒解雇の規定を定めていたとしても、客観的にみて合理的な理由や社会通念上相当でないと解雇にはできない。企業側としては、改善を促し変わらないようであれば解雇もあり得ると伝えることが必要となる。

 繰り返し説かれているのは、社員に納得してもらうような対話の重要性である。どこに気を付けて対話を行うか、ポイントを明らかにしてくれる。

(小池啓介著、KADOKAWA刊、TEL:03-5216-8506、1500円+税)

関連キーワード:
平成27年5月18日第3017号16面 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。