業務の属人化で月87時間残業 弁当製造業者を送検 青梅労基署
2025.04.28
【送検記事】
東京・青梅労働基準監督署は、36協定(時間外・休日労働に関する協定)を超える違法な時間外労働を行わせたとして、弁当製造業の㈱ゼストクック(東京都多摩郡瑞穂町)と同社の現場責任者を労働基準法第32条(労働時間)違反の疑いで東京地検立川支部に書類送検した。1カ月当たりの時間外労働は最大87時間に及んでいる。
同社は令和6年5月21日〜6月20日、労働者1人に違法な時間労働を行わせた疑い。36協定は、月45時間で締結していた。同労働者は、調味料などを計量し、バーベキューソースを調合する業務に従事していた。長時間労働の背景について同労基署は、「業務が属人化しており、同労働者が1人でやらざるを得ない状態だったようだ」と話している。
【令和7年1月24日送検】