労災2件の報告せず 建設業者を送検 富岡労基署
2017.09.06
【送検記事】
福島・富岡労働基準監督署は、4日以上の休業を要する労働災害が発生したにもかかわらず労働者死傷病報告書を遅滞なく提出しなかったとして、建設業者(福島県いわき市)と同社代表取締役を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の容疑でいわき区検に書類送検した。同社が下請として入場していた災害復旧工事現場において、平成28年9月に相次いで労災が発生している。
9月19日に発生した労災では、工事中に足元の土砂が崩落したことを原因として、労働者が右足指を骨折。28日の労災では、転倒して掘削した穴に落ちた労働者が肋骨を骨折している。
同労基署に報告書が提出されたのは、前者が29年2月、後者が3月だった。
【平成29年8月1日送検】