積極的に最新情報入手を/特定社会保険労務士杉山晃浩事務所 所長 杉山 晃浩
我われ社労士の仕事は、守備範囲が広く日々進化している。東京などの都市圏では、社労士会だけでなく、多くの企業が社労士向け研修会を開催している。一方、私の住む宮崎県では、圧倒的に研修会が少ない。故に、情報収集が地方社労士の生命線なのである。普段は、「九州連合」と称して、九州各県の社労士との情報交換会をしている。そして、年に1~2回は、全国の著名な社労士や関係者が九州に集まり、お祭り騒ぎの情報交換会をするのである。
平成26年12月、宮崎の地に、全国から50人超の社労士と関係者が集まり、2日間にわたる情報交換会が開催された。また、日程が合わずやむなく欠席となった25人の仲間から寄せられた情報は、余すところなく資料として参加者に配布された。まさに、情報のお祭り騒ぎである。
今回のテーマは、付加価値の増大とセキュリティーであり、20人の先生方から発表していただいた。付加価値の増大とは、我われが持つスキルに対し、クライアントが納得して適正価格を支払ってくれるための仕組みのことである。セキュリティーとは、マイナンバーの利用開始に伴い、クライアントから選ばれる社労士となるための準備である。これらの有益情報のシャワーが、休憩時間も取らずに丸1日続くのである。何一つ隠すことなく情報公開することで、社労士の能力は確実にアップし、社会貢献につながる。自ら情報を求めない社労士は、クライアントから選ばれることなく、いずれ仕事がなくなっていくのではないかと、不安を感じるのである。
情報交換会以外にも、豊富なメニューを準備した。初日には、名古屋の近藤圭伸先生と東京の新井淳子先生に、宮崎県内の一般企業と社労士向けのビジネスマナーカードおよび助成金活用セミナーを開催していただいた。初めて宮崎県を訪れた先生も多く、当事務所の見学会なども楽しんでいただけた。前夜祭では、「ななつ星in九州」で提供される食事をベースに宴会を行い、情報交換会後の大忘年会では宮崎の恵みを堪能していただき、宮崎県のイメージ向上にも貢献したと自負している。
次回の開催は、沖縄県に決定している。シェアできる情報があり、仲間になりたいという先生からの連絡を待っている。
特定社会保険労務士杉山晃浩事務所 所長 杉山 晃浩【宮崎】
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