【今週の労務書】『労働法で人事に新風を』

2016.02.01 【書評】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

社労士美智香が誘う物語

Amazonにリンクします

 中堅商社・豊夢商事を舞台に描く「ストーリー仕立て」の労働法啓発の書が本書。

 先代である父親譲りの”人情経営”に徹したい中上社長の下に入社してきた女性新入社員・戸川美智香だが、先代社長が息子の補佐を委ねた田辺専務が、「家族的経営では今後立ち行かぬ」として様ざまな合理性追求型の経営改革を断行中。

 ところが、社労士資格を持つ美智香の目には「残業代込みの年俸制採用」など、そのまま運用してしまったら会社の存続をも危うくしかねない誤った取組みが随所にあると映る。

 立場の違う3人に共通する思いは「会社発展」であり、交わされる議論を追うことで、その実現にいかに労働法が重要かが学べる。

(大内伸哉著、商事法務刊、TEL:03-5614-5643、3400円+税)

関連キーワード:
平成28年2月1日第3052号16面 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。