出頭要請に応じず 解体業者事業主を送検 五所川原労基署
2017.10.23
【送検記事】
賃金・残業代も支払わず
青森・五所川原労働基準監督署は、労基署からの出頭要請に応じなかったとして、青森県五所川原市で解体工事業者の事業主を労働基準法第104条(報告等)違反などの疑いで青森地検五所川原支部に書類送検した。
同労基署は平成29年6月、労働者に対する定期賃金および割増賃金の支払状況について聴取する目的で出頭を要請したものの、同事業主は応じなかった。29年10月11日の段階でも未だ応じていない。
同事業主は労働者1人に対して、28年9~10月の定期賃金23万円、および同年8~9月の時間外労働割増賃金1万6094円を支払わなかったとして、最低賃金法第4条(最低賃金の効力)および労基法第37条(時間外、休日の割増賃金)違反の疑いでも処分されている。
同労基署は、28年10月に労働者から受けた申告に基づき調査を開始。繰り返し同事業主へ是正指導をしたが応じなかったため出頭要請に切り替えたが、これも無視している。
【平成29年10月10日送検】