書類と聴取で労災発生状況に「齟齬」 労災かくしで送検 熊野労基署
2017.10.27
【送検記事】
三重・熊野労働基準監督署は、労働者死傷病報告書を提出しなかったとして、土木工事業者(三重県尾鷲市)と同社代表取締役および現場責任者の1法人2人を労働安全衛生法第100条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で津地検熊野支部に書類送検した。
同社は下請として入場していた建設工事現場において平成29年2月に、同社労働者が休業期間4日以上のケガを負った労災の報告を怠っていた。被災者は左足骨折で半年以上休業している。
労災発生状況について、同労基署に提出された休業補償に関する書類と、同労基署が被災者へ実施した聴取とで齟齬があったことから労災かくしが発覚している。
【平成29年10月13日送検】