事前の酸素濃度測定を怠る 油脂製品製造業を送検 神戸西労基署
2017.11.24
【送検記事】
兵庫・神戸西労働基準監督署は、酸素欠乏の危険がある場所に労働者を立ち入らせる際、作業開始前に酸素濃度の測定をしなかったとして、油脂製品製造業のミヨシ油脂㈱(東京都葛飾区)と同社神戸工場(神戸市長田区)の担当課長を労働安全衛生法第65条(作業環境測定)違反の容疑で神戸地検に書類送検した。平成29年7月、同社労働者が酸素欠乏で死亡する労働災害が発生している。
同社は、死亡した労働者に原料油タンク内の原料油の残量を確認する作業を行わせる前に、酸素濃度の測定を怠っていた。タンク内は原料油の劣化防止のため窒素ガスを充填していたため、酸欠を起こす危険のある場所だった。
【平成29年10月19日送検】