トラクター・ショベルの特別教育と定期自主検査を実施せず 倉庫業者を送検 八代労基署
2017.12.19
【送検記事】
熊本・八代労働基準監督署は、労働者にトラクター・ショベルを運転させる前に特別教育を実施していなかったなどとして、倉庫業者(兵庫県神戸市)および同社八代支店(熊本県八代市)管理部長課長を労働安全衛生法第59条(安全衛生教育)違反の容疑で熊本地検八代支部に書類送検した。平成29年7月、同社八代支店第二工場内で働いていた委託事業場の労働者が死亡する労働災害が発生している。
死亡した労働者は、同社労働者が運転していたトラクター・ショベルに挟まれている。労災後の調査で、特別教育を実施していないことが明らかになった。
さらに、同社と八代支店管理部副部長がトラクター・ショベルの定期自主検査を行っていなかったことも判明し、同法第45条(定期自主検査)違反の容疑で処分されている。
同社は今年10月にも、労災かくしの容疑で送検されていた。
【平成29年11月16日送検】