労働者29人に違法な時間外労働 菓子製造業者を送検 飯塚労基署
2017.12.25
【送検記事】
福岡・飯塚労働基準監督署は、労働者29人に36協定で定める限度時間を超え時間外労働をさせたとして、菓子製造業者と同社の専務を労働基準法第32条(労働時間)違反の疑いで福岡地検飯塚支部に書類送検した。
同社は1カ月70時間を限度とする特別条項付き36協定を締結していたが、平成29年3月の1カ月間、同社の平垣工場の労働者29人に70.5~102.5時間の時間外労働をさせた。残業代は適正に支払われていた。
同労基署は数年前から指導をしてきたが、改善が認められなかったため送検に至った。事件について同社は「3月はひな祭りや彼岸などのイベントがあり時間外が長くなってしまった」と話しているという。
【平成29年11月30日送検】