2年後に労災の虚偽報告が発覚 運輸業者と社労士事務所業務部長を送検 福岡東労基署
2018.01.09
【送検記事】
福岡東労働基準監督署は、虚偽に内容を記した労働者死傷病報告書を提出したとして、運輸業者(福岡市東区)と同社代表取締役、および福岡市中央区の社会保険労務管理事務所の業務部長を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の容疑で福岡地検に書類送検した。
同社と業務部長らは共謀して平成27年3月、実際は取引先企業の工場内で運転者が肋骨などを骨折する労働災害が発生していたにもかかわらず、「自社敷地内で労災が発生した」と虚偽報告していた。
29年6月に実施した安全衛生指導のなかで2年前の労災の件に話題が及んだ際、同社担当者が口を滑らせ、提出した書類とは異なる事実を話してしまったたことが捜査の端緒となっている。
【平成29年12月11日送検】