【安全衛生・お薦めの一冊】『安全・衛生委員のための安全衛生読本』

2018.01.16 【書評】
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朝礼、訓話のネタ本に

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 製造業で長年、安全衛生に携わってきた著者が、安全衛生担当者が知っておくべき常識や心構えを記した本書。労働安全衛生の意義から始まり、安全衛生管理・活動の歴史、ヒヤリ・ハット報告、危険予知活動など安全活動の基本、型別の災害対策やヒューマンエラー、メンタルヘルスなど幅広く取り上げている。

 テーマごとに要点を絞ってコンパクトにまとめられた内容は、朝礼や訓話のネタ本としてうってつけだ。「運動する物体は減速側で不安定。停めていくときが危険という現象を肝に銘じて、手抜きをしない」「米国の労働災害の5割以上は飲酒が関与。前夜遅くまでの飲酒は、翌日”酒気帯び”の状態になる」など、聞く人の興味を引くエピソードが多数盛り込まれている。

 安全講話の話材としても、安全衛生の基礎を学ぶ実務本としても役立つ一冊。

(末松清志著、労働新聞社刊、TEL:03-3956-3151、新書判、264ページ、900円+税)

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平成30年1月1日第2297号 掲載
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