本人から「治療したい」と相談で発覚 労災かくしで建設業者送検 室蘭労基署
2018.01.24
【送検記事】
北海道・室蘭労働基準監督署は、労働者死傷病報告書を提出しなかったとして、建設業者と同社代表取締役を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の容疑で札幌地検室蘭支部に書類送検した。
同社は平成29年1月、下請として入場していた伊達市内の橋補修工事現場において、労働者が頸髄や両手指を負傷する休業期間18日の労働災害を起こしたにもかかわらず、労災発生の報告を怠っていた。
後日、被災した労働者が「また痛みが出たので、労災保険を使って治療をしたい」と同労基署に相談したことが捜査の端緒となっている。
【平成29年12月12日送検】