大手引越業者を送検 月225時間残業させる 王子労基署
2018.01.29
【送検記事】
東京・王子労働基準監督署は労働者5人に違法な時間外労働をさせたとして、引越し事業を全国展開する業者と同社の京北支店長を労働基準法第32条(労働時間)の疑いで東京地検に書類送検した。
京北支店では月195時間を限度とする特別条項付き36協定を締結していた。しかし、平成27年3月の1カ月間、引越し作業に従事する労働者5人に対し協定を超える時間外労働をさせた。時間外労働は最長の者で1カ月225時間57分に上った。1日の労働時間が22時間近くになった日もあったという。残業代は適正に支払われていた。
同労基署では繰り返し是正指導を行っていたが、改善がみられなかったため、送検に至った。
【平成30年1月19日送検】