橋梁建設現場を巡視 墜落による死亡災害防止へ 横浜北労基署
2018.02.07
【監督指導動向】
神奈川・横浜北労働基準監督署と横浜市は1月26日、高速横浜環状北西線街路整備工事の合同安全パトロールを行った。横浜北労基署の太田真人署長は、下谷本地区で行われている橋梁の上部工(施工:宮地・古河建設共同企業体)を巡視し、高所作業の墜落防止対策を確認した。
橋梁の上部工工事では昨年9月、大阪府内の高速道路建設現場で作業員が墜落死する事故が起こっている。今回のパトロール現場は同種工事であることから、墜落防止対策を再検討し、安全帯監視員の配置やヒヤリハット情報の共有化などの措置を講じていた。
パトロールを終えた太田署長は、単管パイプへのキャップ取付けや安全ブロックの設置位置など、より安全に作業を行うための改善箇所を指摘。「危険の芽はいたるところにある」とし、墜落以外にも揚重作業での飛来・落下災害などにも十分に注意を払うよう求めた。
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