違反率は8割 建設現場への年末一斉監督結果 沖縄労働局
2018.02.13
【監督指導動向】
沖縄労働局は、平成29年12月に建設現場に対して実施した一斉監督の結果を発表した。立ち入った86現場のうち68現場で、労働安全衛生法に関する違反が発覚している(違反率=79.1%)。
違反率を発注者別にみると、民間が発注したケースでは違反率が87.0%と高かったのに対し、公共工事は47.1%と平均を下回った。
死亡災害などにつながる恐れがあるとして、設備などの使用停止命令を発出したのは32現場。内訳は「足場の手すりの設置など墜落防止措置に関する違反」が18件、「躯体(建物)の開口部などに対する墜落防止措置違反」が14件、「丸のこ盤の安全カバーの不備違反」が6件だった。