【安全衛生・お薦めの一冊】『わかりやすい施工計画作成の着眼点』「総合工程・総合仮設計画編」「くい打・掘削工事計画編」「鉄骨工事計画編」
2013.01.01
【書評】
届出のモデルを提示
安衛法第88条では、一定規模以上の工事を開始する前に事業者に対して施工計画書を作成し、労基署に届け出ることを義務付けている。建災防大阪府支部では、平成15年に発行した「わかりやすい施工計画作成の着眼点」を改訂。
届出の一般共通事項を示した「総合工程・総合仮設計画編」、近隣都市部で工事が増え、地下部分に細心の注意を払う必要があることから「くい打・掘削工事計画編」「鉄骨工事計画編」の3冊を作成し最新法令に対応させた。
例えば「総合工程・総合仮設計画編」では、計画届の概要、届出の規模・仕事の区分を解説するほか、社内審査制度の流れをフローチャートで示している。各種計画届についても、モデルを提示しているので具体的に何を記入すればよいのか分かりやすい。
経験の浅い中小事業場担当者が理解しやすいように作られており、すぐに活用できる内容となっている。
(建災防大阪府支部刊、TEL:06-6941-2961、A4版、300~400円)
平成25年1月1日第2177号 掲載