【安全衛生・お薦めの一冊】『新人・文系管理者のための 安全衛生管理基礎のキソ』

2015.12.01 【書評】
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理系言葉使わず平易に

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 「安全衛生管理」と聞いても、社会に出たばかりの文系社員にとってはいまいち馴染みが薄い。仕事場にはどんな危険があるのか、なぜ企業経営にとって安全衛生が必要なのか、本書では労働基準監督官として30年勤務した著者が、理系の言葉をできるだけ使わず、文系出身者でも分かりやすいように解説している。

 例えば、「作業標準」とは、誰もが一定の品質の仕事を実行できるように作ったマニュアルのことで、整備すれば安全に作業ができる。マニュアル化した一つひとつの手順について安全性と健康を検討していくと、リスクアセスメントへとつながっていく、というように言葉を噛み砕いて安全衛生管理を説明していく。安全衛生委員会や雇入時教育など、法令上の義務もしっかりと押さえている。

 ありそうでなかった文系向けの安全管理本。新入社員への教育にもうってつけだ。

(村木宏吉著、労働新聞社刊、TEL:03-5926-6888、A5判、171ページ、1500円+税)

平成27年12月1日第2247号 掲載
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